よくある質問

合格 祝い「熨斗(のし)」のマナー

合格祝いとは言葉どおり、色々な試験に合格した時のお祝いです。

イメージされる通り「合格祝い」は祖父母や親類・両親・友人・知人から、希望の小学校・中学校・高校・大学などの入学試験に合格したお子様へ贈る御祝いをさすことが多いのではないでしょうか。

合格がわかったら受験勉強のがんばりへのねぎらいの気持ちも込めて早めに「合格御祝」「祝合格」と書いたお祝いを贈りたいものですね。
お祝いされる側も入学準備でいろいろ買いそろえなくてはならないので、早めにお祝いされるに越したことはないでしょう。

しかし合格と言っても自分の第一志望でない場合は、合格祝いというより、入学祝いの方がピッタリかも知れません。
その場合は「御入学祝」「入学御祝」「祝御入学」などとしてお祝いを贈りましょう。

学校の入学試験だけではなく、他の試験の合格もお祝いしたいものです。
司法試験、公認会計士など難関の国家資格に合格となればなおのこと合格をお祝いして称えたいですね。
その場合も使える合格祝い「熨斗(のし)」のマナーをお伝えします。

他にも身近な試験、例えば「普通自動車運転免許が取得できた。」など、いろいろな合格を御祝いする機会があります。
身近な合格であればお祝いはお金ではなく、御祝いの品を贈ったり、お食事会を開いたりとして祝うこともあるでしょう。

合格祝いで使う熨斗(のし)袋は?

進学祝いはれっきとしたお祝いです。しっかりと熨斗(のし)袋に入れて贈るのがマナーです。
合格祝いに現金を贈る場合はのし袋に入れて贈ります。

熨斗(のし)袋には、水引がプリントされたものと飾りがついているものがあり金額によって使い分けます。
1万円ほどのお祝いならば、水引やのしが袋にプリントされた簡易的なものにします。
最近ではのし袋を買うときに、パッケージに「1万円まで」のように目安になる金額が書かれて販売されています。
のし袋は贈る金額を考慮して選びましょう。

合格祝いの水引き

熨斗画像

のし袋の水引には、2種類の結び方があります。
「結び切り」などと呼ばれるほどけない結び方と、「蝶結び(花結び)」などといわれるほどけても何度でも結びなおせる結び方があります。

水引の結び方を選ぶときには、結婚など一度きりのお祝いであるべき場合は、ほどけない「結び切り」にします。
合格祝いの場合は、何度あってもよいお祝いごとにあたるため、水引は「蝶結び(花結び)」にしましょう。

1万円以上のお祝いなら、水引がついたしっかりしたのし袋を使っても恥ずかしくないでしょう。
少ない金額に水引がついたのし袋では、袋だけが豪華でつり合いが取れなくなります。
少額なら、水引がプリントされた「封筒型」でいいでしょう。

合格祝いの金額の書き方

のし袋や中袋に記入する数字は漢数字の旧字体を使います。
一、二などの漢数字ですと簡単に書き変えられてしまうため、不正や間違いが起こりやすくなるからです。

  • 1→壱
  • 2→弐
  • 3→参
  • 5→伍
  • 7→七(ごくまれに漆)
  • 8→八
  • 10→拾
  • 100→百
  • 1000→仟または阡
  • 10000→萬
  • その他→円を圓と書くこともあります。

※四、六、九は死、無、苦を連想するとして使わないようにします。

合格祝いの表書きの書き方

のし袋の表書きは「合格御祝」、「祝合格」がよいでしょう。
場合によっては「御入学祝」、「入学御祝」、「祝御入学」などとします。
名入れ(のし下に書く名前)は、苗字のみ・フルネームどちらでも問題ありません。
慶事ですので、濃い墨色の筆ペンや筆で書くのが良いでしょう。

合格祝いを渡すタイミング

合格祝いを渡すタイミングは、合格の連絡をもらったらなるべく早く渡すのがよいでしょう。
せっかくの合格祝いなので進学の準備に役立ててもらいたいものです。
遅くても入学式の1か月前、3月中には渡すようにしましょう。
引越しを伴う進学では間に合わなくなってしまったりすることも考えられます。

合格祝いの相場

合格祝いにきまったルールはありません。
親しい間柄なら金額は気持ちによります。
基本的に進学祝いにはお祝い返しはないため、相場を参考に多すぎるお祝いで贈る相手のプレッシャーにならないようにしましょう。

親族間でも、少なすぎても多すぎても失礼になりかねません。
親しい間柄であれば、気持ちで決めてしまえる進学祝いの金額ですが、普段距離のある親族だと決めかねることもあるでしょう。

贈る相手がすでに大きくなっていることや入用な時期でもあること、贈る方もある程度年齢を重ねていることなどからも、相場の金額はお年玉などに比べて高いです。

孫の合格祝いの相場は3~10万円、甥・姪には1~3万円程と言われています。

大学合格のお祝いとなると高校のときと比べ金額が大きくなるようです。
大学生になり一人暮らしを始めるお孫さんへの合格祝いの金額は「新生活を始めるための資金」の支援を含み300,000円という場合もあるようです。

合格祝いのマナー その他

のし袋にお札を入れるときは、お札の表(顔が印刷されている側)が表に向くように中袋にいれます。
合格祝いを渡すときには袱紗(ふくさ)に包んでお渡ししましょう。
「合格祝いを汚したり、折れ目がつかないようにする。」のはもちろん「お相手の気持ちを大切に考えている。」と礼節を重んじていることの現れになります。

合格内祝いのマナーについて

基本的に合格祝いや進学祝いは身内のお祝いなのでお祝い返しは不要とされています。
けれどもお礼の言葉は必ず伝えましょう。お礼状も出しましょう。
お礼状は、子供が小さいうちは親が代書し、子どもの手書きの絵や文字を添えます。
中学生以上なら、親からとは別に、本人が直接お礼状を送ってください。

「お礼状だけでは気が引ける。」という間柄の場合や、「何かを贈りたい。」という場合は「世田谷 文の菓(ふみのか)」の手書きのメッセージが入るスイーツなどもお役に立てると思います。
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そして、お祝いをいただいた方のお子様へも同様のお祝いをお忘れなく。

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自由に入れられる文字であなたの気持ち(愛)をいっしょにお届けします。
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