よくある質問

喜寿(きじゅ)77歳のお祝の熨斗(のし)について

ご長寿祝い「喜寿(きじゅ)祝い」の熨斗(のし)

日本には、多くのご長寿祝いがあります。
喜寿(きじゅ)は、数え年で77歳を迎えるお祝いです。
喜ばしいご長寿のお祝いですから失礼のないように年長者様を敬いたいものですね。
この喜寿のお祝の品に、かける「熨斗(のし)」についてです。

「のし」「水引」「のし紙」とは?

熨斗画像

一般的に現在ではのし紙全体を「のし」と言っていますが、本当の熨斗(のし)は祝儀袋やのし紙などの右上にある飾りのことです。

飾りの中に入っている長細い黄色いものはアワビです。
昔から高級食材とされているアワビは、かつてはご祝儀袋や大切な贈り物に添える「熨斗(のし)鮑(あわび)」として使われていました。
アワビは栄養価が高いため「食べれば寿命が伸びる」とも言われる縁起物。アワビそのものも20年程度生きる長生きの貝であることなどから長寿や繁栄をもたらす縁起物とされ“お祝いの気持ちを込めた贈り物”のしるしとされたようです。
このアワビを「のしあわび」と呼び、省略されて「のし」と呼ばれるようになったようです。漢字では「熨斗」と書きます。

「喜寿祝い」の熨斗(のし)

表書きの書き方

「御祝」や「祝喜寿」などとします。
四文字の表書き(「喜寿御祝」など)は「死文字」と呼ばれ、お祝いの場面では避けた方がいいでしょう。
「祝」のみ少し大きめに書き、そこから少し離して「喜寿」と書く書き方もあります。「長寿祝」「寿福」とすることもあります。
下段には、表書きよりも一回り小さな字で贈り主の名前を書きます。濃い黒の毛筆や筆ペンを使用しましょう。

水引(水引き)は蝶結び

熨斗画像

結婚祝いや快気祝いなど「一度きりにしたいお祝い」では結び切りの熨斗を使いますが、長寿のお祝いは何度繰り返してもめでたいものですから、蝶結びの熨斗を使います。

古くは、品物に掛け紙をし、「水引」という紐でくくって贈り物をしていました。現在では、水引ものしと同じく、のし紙に印刷されています。
水引には「結び切り」と「蝶結び(花結び)」があります。
長寿祝いには、簡単に解けて何度でも結び直せることから、くり返し祝い事があるようにとの願いを込めて、「蝶結び(花結び)」を用います。水引の色は、めでたいことを表す紅白(赤白)や金赤、金銀などが適しています。

「喜寿祝い」をいただいた場合のお返しは?

長寿祝いのお返しは特にはっきりとした決まりはありません。お祝いして下さったお相手や内容によって決めればいいでしょう。
身近なご家族や親しい方であればお礼の言葉のみでもいいでしょう。
仕事関係の方や遠方の親戚などからお祝いをしていただいた場合は、いただいた金額の半分程度の品を用意するのが一般的とされています。
お返しを贈る場合の熨斗(のし)の表書きは「内祝」。
水引きは「紅白の蝶結び(花結び)」。
手紙やメッセージなども添えると更に感謝の気持ちが伝わります。

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