還暦や長寿のお祝いでタブーな贈り物とは?

還暦(かんれき)とは、十干十二支の干支が一巡し、起算点となる年の干支に戻ることを意味します。
数え年61歳(生まれ年に60を加えた年)を指し、本卦還りとも呼ばれます。

日本人は長生きすると言われており、医学が発達した近年、寿命はますます長くなっていっています。
長生きはとても素晴らしいことだと思います。

一般的には60歳を定年とする会社が多いですが、65歳まで延長している企業もあり、求人広告でも「シニア応援」というワードをよく目にします。

現代の還暦を迎えられる方は見た目もとてもお若い方が多くく現役バリバリのイメージです。
そして還暦を迎えても、これから!人生まだまだ先は長い!
そんな61歳を迎える方へ、みなさんはどんな物を贈りますか?

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還暦や長寿のお祝いのマナー

最近では身内や家族などでささやかなパーティーをするというケースが多いようです。
いつも顔を合わせている間柄であれば、皆で集まって食事をしたりプレゼントを贈ったりというのが基本で、特にかしこまる必要はないと思います。
しかし、もし親戚や職場の上司などから還暦パーティーに招待された場合、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。

 

服装

ジーパンやTシャツなどといった普段着はもちろんNGです。
還暦を迎える人物やパーティーの場所などにもよりますが、カジュアルすぎる服装は控えるというのが基本。
レストランやホテルなどで行われるのであれば、女性はワンピースやスーツを、男性はスーツやそれと同等の服装がふさわしいとされています。

ただし、ここで注意することがあります。

あまりにも全身真っ黒のフォーマルスタイルですと、かえって堅苦しすぎて浮いてしまうかもしれません。
逆に派手すぎる色やアクセサリーなどもマナー違反となってしまいます。
要はバランスが大切なんですね。
あくまでも主役は還暦を迎える方ということをお忘れなく。

 

記念品の水引、のし

還暦や長寿祝いは、何度でもお祝いしたいということで、紅白の「蝶結び」の水引を用います。
(「蝶結び」は解くことができるので、何度でも繰り返して良いことに使われます。還暦や長寿祝いの他には出産など。)

表書きは「御還暦祝」「御還暦御祝」「祝還暦」「御祝」「賀寿」などとしましょう。
のし下には縦書きで名前を書きます。

 

還暦や喜寿 長寿祝いの場所やお祝いの席でのタブー

長寿祝いの食事会を開催する場合、高齢になればご本人の当日の体調も気になります。あらかじめ本人の状況や希望を聞いておきましょう。
無理に遠出など体調を崩しかねない場合はNGです。

また還暦のお祝いの席では「赤いちゃんちゃんこと頭巾」を贈って、身に着けてもらうという風習がありますが、レストランなど人目のあるところでは抵抗があるという方にはNG。

赤いマフラーやショールなど赤いアイテムに変更してもいいでしょう。
お祝いはあくまでも本人が喜んでくれそうなことをするのが一番です。

 

タブーな贈り物ってなに?

パーティーなどに招待されずとも、プレゼントを贈りたい。
そんな時はお相手の誕生日当日かそれより少し前までに贈るのが良いとされています。
平均寿命が延びている今日、還暦は単なる長寿の祝いというよりは、これまで苦労や経験を重ねてきた相手への「敬意」を示すといった意味も大きいようです。
尊敬や感謝の気持ちが伝わるようなプレゼント選びをしたいですね。

では、還暦や長寿のお祝いとしてタブーな贈り物ってなんでしょうか?

 

「4」や「9」など、不吉とされる数字に関係したもの

4や9は死や苦しみをイメージさせることから、一般的にお祝いごとで縁起が悪いとされており、還暦祝いでももちろんタブー。
金額や個数などもそうですが、語呂合わせも気にした方がよさそうです。
例えば、「櫛(クシ)」や「シクラメン」は4と9の両方を併せ持った最凶のアイテムと呼べます(笑)ので、絶対に避けた方がいいと思います。

 

「老い」を感じさせる品物

長生きをお祝いするとはいうものの、老眼鏡や補聴器、杖などといった「老い」を感じさせる品物は、たとえ実用的であったとしても、相手が「老人扱いされた」と捉えてしまう可能性がありますので、選ばない方が無難と思われます。
失礼にあたらないようなプレゼント選びが重要です。

 

履物、敷物、時計、カバン、文房具などはタブー

上記のものは、上司、恩師など目上の人への贈り物としてタブーとされています。
なぜなら、靴や靴下などの履物には「足で踏みつける」という言葉を連想させるからです。
こういったものを贈ってしまうと、「非常識」と思われる可能性があるので、こういったマナーはきちんと守った方がいいでしょう。

また、時計やカバン、文房具は「勤勉」という言葉を彷彿とさせるアイテム。
これらを贈った場合、「勤勉に働きましょう」という意味にとらえられてしまうため、目上の方へのプレゼントとしては不適切とされています。

 

女性に贈る花や白いハンカチは注意が必要?

女性にプレゼントする場合、お花は喜ばれるアイテムですよね。
ただ、ここでもきちんと心配りをしてください。
お葬式で使わる「菊」は縁起が悪いのでもちろんNG。
ほかには「椿」の花は枯れる時に首が落ちるようになるのでタブーとされています。

定番のハンカチにも注意が必要です。
「涙」などといった別れの意味を持っているので、お祝いごとには向いていません。
また、白いハンカチに至っては、遺体にかけられる布を連想させるのでもってのほかです。

 

不祝儀を連想させる色の花束もタブー

お祝いに花束を贈る場合はフラワーショップで「長寿祝いとしてのお花を贈りたい」と忘れず伝え縁起の良い華やかな花束をアレンジしてもらいましょう。

若い方であれば白やブルーの花束は清潔感やクールさがあり嬉しいでしょうが白や青などの寒色系の花をメインとした花束は葬儀、仏事など不祝儀で使われる「供花(きょうか、くげ)」を連想させますのでNG。

お祝い事全般で使われる赤やピンク、オレンジや黄色などの明るい色合いの花束がプレゼントにおすすめです。
もし白を基調としたい場合は、バラや胡蝶蘭などの華やかな白い花でお祝いしましょう。

 

鉢植えのお花はタブーなの?

贈って良いのか迷う鉢植えのお花はタブーではありません。
プレゼントするご長寿の方が花の世話が好きであれば鉢植えを贈れば喜んでいただけます。花の世話が元気の元になるかもしれません。
けれども鉢植えの手入れが苦痛になるご高齢者の方もいらっしゃいますのでプレゼントを贈る方の好みや健康状態なども考えて選んでみるとよいでしょう。

相手とのよりよい関係性を築くためには、きちんとマナーを守った上でお祝いをすることも大切。
これを読んでいる皆さんも、恥をかかない・かかせない贈り物を選んでくださいね!

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