周年祝いの熨斗(のし)やマナー
周年祝いとはなんでしょうか?
会社の創立、開業やお店の開店1周年、2周年、5周年などのお祝いのことで、大切な節目であり、記念日です。
特に節目となる5周年記念、10周年記念、15周年記念、20周年記念、30周年記念などは、盛大にお祝いされる会社、お店も多いでしょう。
いつもお世話になっている取引先やお店が節目の年を迎える時には、今後も変わらぬお付き合いを重ねていくためにも感謝の気持ちを込めて周年祝いを贈りましょう。
周年祝いを送る場合の熨斗(のし)や基本的なマナーをご紹介していきます。
目次
周年祝いの相場
一般的な周年祝い・創業記念祝いを贈る場合の相場は以下です。
懇意または重要なお取引先 | 30,000円~100,000円 |
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通常のお取引先 | 10,000円~30,000円 |
友人・知人など(個人的な付き合い) | 5,000円~10,000円 |
会社の場合には、その規模や業界の慣例によっても異なります。
以前相手から周年祝いや創業記念日祝いをいただいたことがある場合には、その金額に合わせるましょう。
5周年、10周年、20周年といった節目の年は、通常よりも少し高めの予算でお祝いをするのもいいでしょう。
お祝いとともに、お菓子などを添えてお渡しすると更に丁寧でおすすめいたします。
周年祝いを贈るタイミング
周年祝いや創業記念日祝いのお祝い、プレゼントやお花を贈るタイミングは、記念日の1週間前から当日です。
当日に周年祝いのパーティーや式典がある場合には、前日までにお花や贈り物が届くように手配します。
場所をとる大きなプレゼントを贈る場合は先方にひとこと連絡を入れた上で前日までにお届けするようにします。
パーティーや式典がある場合はお祝い金は当日持って行きます。
また小さいものでしたら、当日持参しても問題ありません。
周年祝いの熨斗紙と水引と掛け紙
水引には、2種類の結び方があります。
「結び切り」などと呼ばれるほどけない結び方と、「蝶結び(花結び)」などといわれるほどけても何度でも結びなおせる結び方があります。
水引の結び方を選ぶときには、結婚など一度きりのお祝いであるべき場合は、ほどけない「結び切り」にします。
周年祝い、創業記念日祝いの場合は、何度あってもよいお祝いごとにあたるため、水引は「蝶結び(花結び)」です。
お祝いの水引の色は紅白や金銀を選びます。
熨斗の表書きには上段に「御祝」「創立〇〇年御祝」「祝〇周年」「御創立〇周年御祝」などと書きます。
名入れは個人で贈る場合は自分の名前、会社として贈る場合には会社の名前(+代表者)を記します。
周年祝いに知っておきたいマナー
赤はお祝いごとのイメージが強い色ですが、「赤字」や「火事」を連想させることから会社やお店などの周年祝いには避けた方が良いと言われています。
赤一色の贈り物などの贈り物を選ばないよう注意しましょう。
ただし「祝」など、赤い文字が入っている分には特に問題はありません。
また胡蝶蘭などのお花の贈り物も良いですが「置くところがない」「雰囲気に合わない」など気を遣わせる場合がありますのであらかじめ先方に相談してもいいでしょう。
周年祝いのお返しは?
設立や開店の周年記念の節目にお祝いしてくださった方にお返しを贈りましょう。
周年祝いのお返しは、創業や設立、開店を祝うパーティーや記念式典を行う場合は、内祝いとして参加者へ記念品をお渡しすることが多いようです。
持ち帰るため、あまり重くないものをお渡ししましょう。
お菓子を選ばれることも多いと思いますが、その場合は賞味期限が短すぎず1つ1つ個包装になっているものが喜ばれます。
パーティや記念式典などを行わない場合は、1~2週間以内に品物にお礼状を添えてお返ししましょう。
「世田谷 文の菓(ふみのか)」のお菓子であればお菓子に直接御礼のメッセージをお入れすることもできます。
和菓子なら人気のどら焼き・カステラ・最中、洋菓子ならバウムクーヘン・チーズタルト・クッキーなどがございます。
化粧箱、熨斗、手提げ袋もご用意いたします。またメッセージカードも添えることができます。
周年祝いのお返しの熨斗(のし)の書き方
周年記念の式典へ来たくれた方へのお返しの場合
- 粗品
- 記念品
- 創立◯周年記念
- 開店〇周年記念
式典などを行わない場合にいただいた御祝の場合
- 御礼
- 開業内祝
- 開店内祝
などと記載し、周年記念を迎えるこちら側の社名や店名を入れます。
- 2023年03月31日
- 熨斗(のし)について(マナー、種類、表書き)
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